第1回 企業型確定拠出年金(企業DC)とは何か
企業型確定拠出年金(以下、企業DC)は、企業が従業員のために掛金を拠出し、その資金を従業員自身が自ら運用する年金制度です。少子高齢化の進展や企業の退職給付制度の見直しが進む中、近年導入が広がっています。
企業DCは、企業が毎月(または毎年)拠出する掛金を、従業員が自分で金融商品(定期預金・保険・投資信託など)から選び運用します。運用成績次第で将来の受取額が増減するため、期待もある一方、元本割れリスクも伴います。運用の結果は原則として加入者の「自己責任」となります。
一方、拠出時の掛金は所得控除の対象となり、運用益も非課税といった税制上の大きなメリットがあります。受取時には一時金や年金形式が選択でき、それぞれ税制上の優遇措置も用意されています。
将来の退職金や老後資金の新たな準備方法として注目される企業DC。次回は、税制優遇や掛金の仕組みについて詳しく解説します。